順位
順位
- 順番と位置を同時に満足させるという意味の造形語。私がつくった。
- 順番
- たとえば携帯電話。番号は0から9まで10個ある。文字の配列はおなじでも数字の押し方によってつながる相手は異なる。
- 順番がキーになる。
- 位置
- 電話では番号の位置は固定されている。
- 治療では番号の位置にあたる治療部は固定されていない。常に変化/流動的である。
- ある意味において治療するべき位置をさがしだすのが治療者の能力だと言われるゆえんがここにある。
- パーマーでは治療するべき位置を「サブラクセーション」とよんでいる。
- 治療はとう然、治療するべき位置に治療をしなくてはならない。
- 治療対象部
- たとえばいま、三か所:指/手首/肘を治療対象部としよう。順位を考えたばあい、最低8か所の治療対象部が存在する(以下に1~8の番号でしめす)。
- 1.三か所とも治療対象部になる。
- 1か所が治療対象部で他の2つが治療対象部の変位の結果うまれたばあい。
- 2.指のみ治療対象部。手首/肘は指の変位の結果現れたもので、指を治療することにより反応が消去した。
- 3.2と同様。手首が治療対象。他の二つは手首の変位の結果現れた。手首の治療によ、指/肘の反応は消去。
- 4.2/3と同様。肘が治療対象部。他の二つは肘の変位の結果現れた。肘の治療により指/手首の反応は消去。
- 治療対象部が2か所で他の1か所が治療対象部のうちのどちらか一方の変位によって生じたばあい。
- 5.指/手首は治療対象部。肘は両者の変位結果として出現。手首/指の治療により反応は消去。
- 6.指/肘は治療対象部。手首は両者の変位結果として出現。手首/指の治療により反応は消去。
- 7.手首/肘は治療対象部。指は両者の変位結果として出現。手首/指の治療により反応は消去。
- 8.指/手首/肘の三つが他の変位結果として出現している場合。
- 臨床では上の理論に「系-」の概念がくわわる。ブログ16回目参照のこと。
- 治療対象部はその「系-」におけるメジャーを治療するまでは不明。
重要
- 治療するべき位置は大切だが、表裏一体ともいうべき順番を同時に満足させなければならない。どちらか一方を間違えても治癒信号は脳まで伝わらない。
- 好転反応という摩訶不思議な言葉がある。治療をすると一時わるくなるが、そのうち良くなったというものだ。言葉の発生元は多くの治療者がおこなった結果そうなったというのだ。
- 順番/位置のどちらか一方をまちがえたばあい。あるいは両方を間違えた場合におきる現象の一つだ。
いま一つ治癒信号は、治療対象部の望むエネルギーを与えなくてはいけない。温度には温度/振動には振動/重さには重さを与えること。望む信号の質を間違えると治癒信号はやはり脳までとどかない。
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