カイロは米国の正規医療。もみほぐし治療はしない。医療と慰安は両立しない。

15回目 カイロプラクティック医術・メジャーとは

15回目 カイロプラクティック医術・メジャーとは

15回目 カイロプラクティック医術・メジャーとは
投稿日2012年12月13日投稿者: waichisato
 メジャーとはカイロプラクティック医術の中心的哲学の一つ。その治療対象部への治療が全身に波及する部位をメジャーとよぶ。日本語訳としてはメジャー(=Major):主な/重心。HP:waichisato.com

〇パーマー哲学の言うメジャーとは
いま治療対象部「A」をメジャーとしよう。「A」に治療をおこなった。身体には変調/変化がおき期待どおりであれば治癒過程は進行、「本日の治療」は終結する。  
1箇所の治療ですべての治癒過程が進行し、治療が終結をするというのがパーマー哲学でのメジャーにたいする解釈になる。

問題は1箇所のアジャストメントで治癒過程が連続てきに進行し、治療終結まで達するかということだ。外力だけについて考えても時系列がことなり/力をうけた位置がことなり/力をうけたその時の姿勢もことなる。力の具合など色々の要素がことなる。

それらが1箇所すべてに連動できるのかといえば「否」と考える方が自然である。たとえば外力一つをとってもうけた「時がことなる」のに連動するこはないだろう。思考の世界では可能だが、実際の世界となるとそうはいかないのではないか。

私の臨床でも「本日の治療」の終結までには何回かの治療=アジャストメントを必要としている→治療後は絶対基準法で評価している。
誤解がないように付けくわえる。「何回」とは来院してもらう回数をいっているのではない。いまこの場における「本日の治療」でのアジャストメントの必要回数をいっている。

○メジャーを考えるばあい身体全体を一つの系として論じることはかなり無理がある。身体を2+4の区分にわけてメジャーを考える方が臨床には適している。

メジャーMajorを三つに分ける Major。Previous-major。Pre-major。
○Major―顕在型
「その治療対象部」が全身に影響する部位。メジャーは一定の部位に在るというのではない。生命は非線形系。Majorも無限に変化する=(戦争論における重心の意味にもつながる)。

〇Previous-major―記憶型―古い記憶にもとづく疾患
治療対象が主に記憶の中にある→そのままのカタチでは治癒信号に共鳴しない→Keyは順位にしたがうこと。
体表医術の世界では疾患:痛み/違和感/不調等を訴えている部位=治療対象部になる
 ことは少ない。*悪いところ=治すところが一致するのは、外傷治療初期のとき。

・幼少期の外傷は同じ外傷でも記憶への定着/安定度が高い→母国のように。
・小/中/高校のクラブ活動での外傷は深く記憶に定着しやすい―Flexibilityの高い年齢。ク
 ラブ活動の例としてはバレーボール/バスケット/野球/柔道などなど。
・過去の内的疾患:たぶん大過去の影響によるものか?

〇Pre-major―記憶型として分類するとすれば新しい記憶。
よく使う/歯科治療/最近の打ち身/捻挫/皮膚を切った等。メジャーをおおい隠すようなふるまいをする。最優先で治療は必要。そうでなければ治療の第1 手目がPre-majorにはばまれて顕在化しない。*第1手目=初手:将棋の用語を使用した。

○医療関係者を含め世間で認識している記憶と症状の結びつきは「トラウマ」。精神的ダメージのときがおおい。実際には精神的ダメージも外力によるダメージも脳内では同じ記憶層に蓄えられる。

症状としての出方を予測すればトラウマの症状が精神に現れるなら、外傷/外力における症状は身体構造に現れる。*物理→物理/精神→精神/化学→化学的成分。

佐藤和市DC.

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