カイロは米国の正規医療。もみほぐし治療はしない。医療と慰安は両立しない。

第49回目 カイロ医術「臓器と時間帯」その関係性はまだ不明

第49回目 カイロ医術「臓器と時間帯」その関係性はまだ不明

鍼灸医術の方に「子午流注」という説がある。時間帯によって旺盛となる臓器(経絡)が異なるというのだ。寺島良安の和漢三才図会にもおなじ記述はある。ただ両者では旺盛となる臓器の時間帯は異なっている。

最近の研究によれば
人間をふくむホ乳類のサーカディアン・リズムは光の強度に同調するばかりでなく、その光にふくまれる色の情報にも同調するようだ。T. Brownによれば「色はより体内時計をたくみに操ることができる」という。言い換えれば、トワイライト(夜明け前/日没)にはより反応しやすい。

ヒトの内臓
解剖をしてみると分かるが見かけ上、内臓には色がついている。解剖学書にもそのような写真がのっている。専門家によれば、臓器の色はほんらい白色で、赤くみえるのは血液の色だそうだ。

白色とは
光の原理にもとづけば、「物体は特定の色を吸収し、それ以外の色を反射する」。白色とは、すべての可視光線を(380~780nm)を反射していることになる。

本来ということを考えれば
白色の臓器には光(照度+色調)にたいする同調性はない→臓器と時間帯の関係は存在しえない。ただ血液が流れ込むことにより臓器は発色/着色をする。この状態であれば、臓器には同調と振動の相互引き込み現象はおきえる。

ただ内臓は閉じ込められた真っ暗な空間にある。とう然、直接的には光はとどかない。何らかの光の伝達メカニズムがそこにはある。

残念ながら私は今のところ、臓器と時間帯の関係についての解読には至っていない。研究課題が1つ増えただけだ。系統発生学的には腸の次に発生したのは肝臓、次が脾臓になる。

◆使用した用語について
同調
ある自律的リズムが、他の振動に強制的に同調させられること。サーカディアン・リズムには1日の明暗サイクル、あるいは温度サイクルに同調する性質がある(wiki)。
振動の引き込み現象(TVドラマ「ガリレオ」より)
周期のわずかに違う30個ほどのメトロノームを合板の上におく。合板を支えるのは床におかれたいくつかの三角錐だ→三角錐の上に合板がのっている。
メトロノームを任意にうごかす。時間がたつにつれ、はじめバラバラだったメトロノームの周期はやがて同じリズムで刻みだす→「振動の相互引き込み現象」がおきる。

*サーカディアン・リズム
24時間周期で変動する行動/生理現象を太陽活動に一致させる現象。sp動物、植物、菌類、藻類をふくむほとんどの生物に存在する (wiki)。

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