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33回目カイロプラクティック医術 レーリー現象について

33回目カイロプラクティック医術 レーリー現象について

私がDr.Reillyのことを知ったのは千島喜久男博士の本からだ。6行ほどの文章だった。
肺/腸に分布している自律神経系を物理的/化学的に刺激することによって、病原細菌なしで伝染病を発病させたという。肺には粟粒結核(ぞくりゅうけっかく)。腸にはチフス・赤痢が発生した。

最近、netで「レーリー現象でのウサギの腎臓組織における線維素分解酵素について」の論文の要約をみて千島先生のことを思い出した。

千島博士は6行ほどでDr.Reillyの実験の骨子を述べておられるが、レーリー自身は40年ぐらい色々な実験をしたようだ。彼の伝記にGiftという言葉がでている。天分の冴えをもった人物のようである。

レーリー現象について我われ体表医術者が注目をするのは「何処に/どのような物理的刺激をくわえた時、病原菌なしで伝染性の疾患がおきたのか」という点にある。

いつも言うがエネルギーの作用と変換は同種間ではすみやかに進行し、異種間では100万倍のエネルギーを要する。
その疾患が伝染性のものであったとしても例外ではない。動因が物理エネルギーによるものなら物理エネルギーでしか作用と変換はおきない。仮に化学剤が作用するようにみえても根本では作用しえない。それが我々の物理学の結論であったはず。

◆何処に
記事によればDr.Reillyはperipheral sympathetic nervous system末梢交感神経系の部分(たとえば内臓神経/大内臓神経:Splanchnic Nerve、腹腔神経節coeliac ganglion)に対して、バクテリアの毒/化学性の刺激物/物質的には、faradisationを蓄積的に付加/負荷した→Depositing。実験にはネズミ/モルモット/犬/猫/ウサギ等の動物をつかったようだ。

◆物理刺激とは
誘導電流をもちいたようだ。誘導電流とは電磁誘導によって流れる電流をいう。電気の知識をかりれば、「交流のばあい電流によって発生する磁力線は、その電線の外側の空間にエネルギーが蓄積される」。その磁力線が副交感神経に刺激をあたえている。

◆参考
Dr.西原によれば、いままで交感神経節前線維と考えていられたものは、副交感神経だとみなさなければならない」と言っている。レーリー先生の実験が腹腔神経節より前部であれば副交感神経を刺激したことになる。腹腔神経節自体は副交感/交感のどちらに属するのか分からない。

レーリー現象
・自律神経系は従来考えられていることよりも、もっと伝染性の疾患と近い関係にある。
・ウサギ/犬/猫など。主に内臓領域をしらべた。腹部交感神経を刺激したときの急性的結果は極端な血管運動反応がみえた→胃腸部分の出血/リンパ組織の増殖。

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