カイロは米国の正規医療。もみほぐし治療はしない。医療と慰安は両立しない。

101回目 「猫の治療」

101回目 「猫の治療」

法律的なこともある。ヒト以外の動物を、業とし診ている体表医術者はいないと思う。ただペットについて質問というカタチで、患者さんに尋ねられることはあるかもしれない。

当初の予想として
生物学的分類では猫とヒトは、綱までおなじ。「目」でサル目/ネコ目(食肉目)に分かれる。結論からいえば、体表医術者があつかうことのできる疾患範囲であれば、猫とヒトは同じ診方/治療法でよいと考える。

我が家の「お猫様」の話
週1回の割合で5年間ほど診ている。子猫として家にやって来たその日から、治療をはじめた。家に来てから何日目だったか、私のところにやって来て顔をみせるのだ。見ると左目が少し「つむり」加減だった。家の中1F/2Fどこ構わず走り/幅跳び回っているので、左前足を痛めたようだ。治療対象部をみつけ治療した。

その日以来、猫からの訴えがなくても週1回の治療をするようになった。週1回は半ば、強制的でもある。

◆治療へ
猫の体温は38℃(直腸温度)。ヒトの口腔内温度は37℃。この温度差をどうみるか?
重力にたいする四つ足/二本足の差とみるか?固有種における差とみるか。色々な四つ足間でも体温に差があるので、個の差とみるべきだろうか?

*「体温」と書くと、全身/全体を意味しているように思われる。そこで全身/全体を意味していないことから、以下は「温度」と書いた。

不調
「目」のときのように外見上にあらわれる。あるいは歩くとき痛がっている。こういった場合、飼い主は不調に気がつく。多くのばあい、不調に気がつくことは少ない。

体表医術者としての診方
身体を4区分に分けたとき、どこか1区分の温度が他の3区分より上昇している。
ヒトについても同じことが言える。温度の上昇している区分から治療を開始するとよい。

*4区分:前脚/後脚。身体を左右に分ける→4区分になる。

治療で間違えてはいけない事
ヒト/猫も同じだ。治療における姿勢の選択は、対温度を対象にしている。Depalmerが言うように、L5にかかる負荷圧は、腹臥位よりも仰臥位の方が低い。言い換えれば音程が低い。Depalmerは述べていなが、さらに音程が低いのが立位になる。
治療に際して、その治療姿勢をまず選択することの理由の1つがここにある。

誤解を防ぐ
1度きめた適合治療姿勢は、治療終結まで変わらないと言っているのではない。その治療姿勢で飽和すれば、次の治療姿勢に変化をさせ治療を続行する→治療終結時点で、ハカリ/下げふり糸での検査に合格するまでおこなう。

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