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90回目 身体の圧力もれ

90回目 身体の圧力もれ

42才男性が来院した。症状としては、左の股関節部/仙腸関節部/腰部が痛い。3分ほど 立つと身体は前傾となり、立っていられなくなる。そこで膝の屈伸運動をする。また2~3分ほど真っ直ぐに立つことができる。 info@waichisato.com

疾患の特徴としては、体重を支える部位に問題が発生している。数分の観察ではあるが、時間の経過とともに症状がでてくる。身体前傾/立っていられなくなる/膝の屈伸運動で数分であるが症状は回復する。

これらの特性から疾患動因は、「身体の内部圧力もれ」と考えた。音検査にも圧力もれをしめす特徴的なカタチがあらわれた。10回ほどおこなった検査すべてに、10Hzくらいの幅で周波数が上下した。  
身体は1013hPa(≒760mmHg)の大気圧に抗して生きている。内部圧力の低下は、主に身体前傾/体重を支える部位/音検査に特徴的にあらわれる。

圧力もれの動因として一番考えられることは、食管系からのもれによるものだ。病名のつくような疾患をのぞけば、もれの動因は飲食の誤りからくるものが多い。             
*精神的という考え方もある。ただ体表医術はその動因を外力にもとめている。精神性は守備範囲をこえる。精神は物理エネルギーからみれば、異種エネルギーになる。作用しない。

そこで仕事内容についてたずねた。本業は役者。自身の生活を支えるため、アルバイトに会社づとめしPC作業をしている。作業中にボトルコーヒーを300cc以上、毎日飲むようだ。 *PC:コンピューター

酒を含めて刺激性のあるものの摂取は、すきっ腹には良くない。食管系への負荷を軽減するため、飲み物のアドバイスを含めて3回治療をした。しばらく役者さんの方は痛みのため休養していたが、2月からは本業にもどれるという。 

以前からブログで何度も述べているが、体表医術の治療力は連続的/持続的負荷にはかなわない→負ける。労働姿勢/飲食は、身体にたいする支配力は大きい。

対応策として    飲み物については気をつける。食についてはできるだけ偏らないようにする。すきっ腹へのコーヒー/ビール/刺激のあるももの大量・持続的摂取習慣は、自身で考えてもらうことが大切だ。                                                          
労働からくる力学的負荷への対応策は、運動が一番よいと思う。深夜でも開いているジムへかよう。あるいは土日、ジムへ通う。歩く。とにかく労働姿勢に干渉できるような外力を、身体にくわえ続けることが良い。

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