カイロは米国の正規医療。もみほぐし治療はしない。医療と慰安は両立しない。

18回目 カイロプラクティック医術 脚長測定について

18回目 カイロプラクティック医術 脚長測定について

18回目 カイロプラクティック医術・脚長測定について
投稿日2013年1月18日投稿者: waichisato
4回目にのべたので今回はその2になる。先にのべたことをまとめる。HP:waichisato.com
◆測定時における治療者の意識混入をのぞく難しさ。いかに混入をふせぐか。
◆身体のような非線形系では部分から全体像を予測することはむずかしい。
◆「本日の治療」終了時点では左右脚長を等しくすること→ハカリ上でも等しい。

その2をのべる理由は、小耳にはさんだ脚長差を利用する治療法にぎもんを感じたからだ。
方法は仰/腹臥位どちらでもよい。脚長差に注目する。いま「位置A」に刺激をくわえたとする。その結果、いままであった脚長差が等しくなった。そこ で「位置A」を治療対象部とさだめ治療をする。

技術名は言わないが、ある技法はこの方法で治療部を特定している。技法セミナーも開いている。受講者とすれ ば「なるほど。あしたからの臨床につかえるな」ということになる。

じつはこの方法には大きな落とし穴がある。「位置A」以外には脚長差を等しくできるか所はないという前提にたっていることだ。ほんとうに脚長差を等しくで きる「か所」はほかにはないのだろうか? 可能性から考えればある―しかも圧倒的にある。1か所だと考えること自体かなり思いこみが先行している。

○臨床での使い勝手はわるい―上記の方法について。
◆「系-」における、脚長差を等しくできる「か所」の総数がわからない。
 *「系-」については16回目参照のこと。

◆治療姿勢が腹/仰臥位どちらであっても、前面/側面/背面をくまなくしらべる必要がある。
たとえば腹臥位における患者さんの身体前面を調べることはかなり難しい。同様に仰臥位で背部をしらべることもむずかしい。

◆しらべた結果、脚長差を等しくできる「か所」が、身体前/後/側面で複数個あったとしよ
う。その中でメジャーを特定することはさらにむずかしい~複雑だ。

◆たとえば腹臥位で検査した結果、治療「か所」が身体前面にあったとしよう。どのうように治療する。仰臥位にして治療するのか? それでは身体にかかる重力の方向が180°反転してしまう。おそらく治療位置は変化する/あるいは無くなるかもしれない。うんよく治療位置が変化しなかったとしても、適合エネルギーの質はかわるだろう。反転は治療結果におおきく影響する。

○ブログを読んだ人が
私に「では先生、私は明日からどのように治療「か所」を特定したらよいのでしょうか。教えてください」。このような質問がくるかもしれない。
私は「明日は今までどおりで良い。でも明後日はだめだ。創意工夫をたとえ一つでもよいからくわえなさい」こう答える。

○たとえばどのような工夫があるか
◆患者さんの、「適合治療姿勢」を特定する方法をさがすこと。たとえば「系‐3」/いま適合治療姿勢を仰臥位と仮定する。意味は治療「か所」の検査範囲が全身から身体前面~側面近くにしぼられる。

◆なぜ前面~側面近くだといえるのか
適合姿勢の特性とはそうゆうものだ。もし適合姿勢が腹臥位とでれば治療部をさがすか所は背面~側面近くの範囲になる。側面も同様。
 *注意:適合姿勢はあくまで姿勢をみつけるだけだ。治療「か所」の総数はわからない。

○いつもの言葉をくりかえす
「評価なき治療に進歩なし」。→治療は明日につなげて良しとする。
術後の評価があやふや。あるいは評価をおこなう基準が相対的であるばあい、治療経験は明日につながらない。評価には絶対基準をもちいること。
*絶対基準 :自然を基準にする。たとえば重さ/鉛直線/光。
*相対的基準:たとえば左右脚長をつかっての術後評価。

○人は治ってあたりまえ
2013年のはじめにあたりもう1つのべたい。多くの臨床家は治したこと・治ったことに重心をおく傾向がある。本当にそれで良いのだろうか。
私達の身体は神が創ったものなのか。38億年の歳月をかけ地球がつくったものなのか。宇宙にいるだろう創造主なのかはわからない。一ついえること は、ほぼ完ぺきな状態に近く創られたということだ。だとすれば創造主/界/者が病を創ったわけではない。人は治ってあたり前のはず。

こう考えると治療家とは治ったことに意気揚々とするのではなく、何故治らないのかに自己の重心を置くべきだとおもう。治すための努力・研究を強く要望する。
2013年1月 佐藤和市DC.

コメント



認証コード8882

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional