カイロは米国の正規医療。もみほぐし治療はしない。医療と慰安は両立しない。

95回目 トムソンテーブルの使用

95回目 トムソンテーブルの使用

自宅から、トムソンテーブルを治療所の方に運んだ。テーブルの調整も、当時の感覚に
調整しなおしてもらった。info@waichisato.com

45年ほど前の話になる。いまは伝説になった:トムソン/ピアース/ガンステットに、
技術と考え方を教えてもらった。来日はそれぞれに異なってはいたが、講義のため何度も来てくれた。その度ごとに色々なことを教わった。

3人はトムソンテーブルを使用することにおいて、世界最高峰のカイロプラクターであったと確信する。

トムソンテーブルの開発者クレイ・トムソン。「トムソン・ディア―フィールド法」を
日本人に教えてくれた。

ウォルター・ピアース。そのアジャストメントからダイナマイトと称された技法。ピアース先生から私は、アジャストメントを受けた経験がある。

ダイナマイトと称されるほどトムソンテーブルは音をたてるが、私にはまったくと言っていいほど、アジャストメント時の衝撃はない。この感覚は見ていては分からない。アジャストメントを受けたものでなくは分からない感覚だ。

出来る/出来ないは別にして、方法はおそわった。私がパーマー大学に入学をすることを、知っていてもらったお陰だ。

講義とは異なる日におこなわれた「オープン・クリニック」では、ことさら臨床と講義の異なりも教えてくれた。
*オープン・クリニック:受講をしている治療者が、彼らの患者さんを先生方にみてもらう日。講義とは別の日におこなわれた。これらもその都度、私は見せてもらった。

マートン・ガンステットに至っては、まさに芸術。エレガントという言葉がそのまま当てはまる。

今でも鮮明に記憶していることがある
四国の山崎君がガンステットの治療後、アジャストメントを受けた患者さんのその部位に触れた。彼曰く「本当だ、まったくコリ/緊張が取れている」と言った。

❖トムソンテーブルを使用する最大の利点は
治療対象部を正確に表現化できること。点とは位置はあってもその面積はない。線も同じように考えることができる。位置はあっても幅はない。こう述べると、話にならないので、仮に正中線の幅を1mmと仮定しよう。背骨への治療は、治療対象部が正中線から1mm程度離れたところに出現したときだ。

言い換えれば、頭部/四肢/体幹からの力学負荷を最小限にしたとき、「もし背骨に治療対象部が出現したとすれば、正中線から1mm程度外側になる」。

誤解がおきるといけないので再度述べる。「もし治療対象部が背骨に出現したら」という条件がついていることを忘れないでほしい。出現するとは言っていない。

次回は仙腸関節部のアジャストメントについて述べる。
仙腸関節部を治療後、パーマー方式のハカリ/下げふり糸に合格できるように治療するにはどうする。

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