カイロは米国の正規医療。もみほぐし治療はしない。医療と慰安は両立しない。

115回目 マスク・その4

115回目 マスク・その4

人々がマスクを日常的にするようになってから、1年4か月ほどがたつ。マスクによる力学的負荷はますます増大しているような/していないような?             

そんな中、体表医術者としてマスクにどのように対応したら良いのか、対応策もまとまってきた。                         
結論をさきに言えば、非線形系(ヒト)に対する対応のむずかしさをあらためて嘆じる。

◆マスクの力学的負荷をとりのぞく                        力学的負荷の対象部となるおは、耳/耳周囲・頭部/手:手指。ここで問題になるのは、 マスクの力学的負荷をとりのぞくための治療姿勢だ。負荷のとりのぞきは、どの姿勢でも良いというわけではない。言い換えれば、どの姿勢でも治療操作が作用するというのではない。治療姿勢の異なりによって、その効果は大きくことなる→ハカリ/下げふり糸/音検査で確認。

対マスクについての治療姿勢は、立位/臥位:仰臥位・腹臥位/座位の4つがある。誤解がないように付けくわえる。1つの治療姿勢だけで、マスク負荷にたいする治療が終結するわけではない。左右で治療姿勢がことなることも多い。治療姿勢を変化させつつ、マスク以外の治療も同時に進行させる必要がある。
臨床から少し見え隠れするものもある。はじめに述べた「 増大しているような/していないような 」の部分だ。1年4か月ほどのマスク使用にたいして、身体が対応してきたのではないかと思えることだ。来院してくれる患者さんの第1治療対象部が、耳/耳周囲でないことも多くなってきた。もちろん立位/臥位/座位の姿勢対応を考慮しているにもかかわらずだ。

再び誤解という言葉をつかうが、耳/耳周囲に治療対象部が出なくなってきたと言っているのではない。治療順番が変わってきたと言っているのだ。たとえば耳への治療順番が3番目のこともある。あるいは5番目のこともある。もって後になることもある。右/左と治療が連続しないことも多い。右と左で治療姿勢もことなることも多い。つまりランダムネス(無作為性)になってきたと感じる。
手については、かならず治療しなくてはいけないというわけではない。ただ手からの治療要求はかならずくる。臨床的にはここが1番むずかしい、「治療してはいけない箇所に治療する。治療しなければいけない箇所に治療をしない」。              

*パーマー哲学:メジャーを治療せよ。マイナーにはさわるな。
治療には相当な時間がかかる。数十分単位ですむようなものではない。

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