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92回目 体表医術・単独での範囲をこえる

92回目 体表医術・単独での範囲をこえる

今年2/9日。4月から新大学1年生になるA青年が来院。親元を離れるので心配になり、それまで来院してくれていた、母親が一緒に連れてきた。

特筆すべきこと
中学生のとき自転車ですべて転び、その頃から視力が低下しだした。歯列矯正は小5~
6年の頃に開始。中学3年のとき終了。

テーブル上・仰臥位で寝ている間、とにかく身体のどこかを動かしていた。1分も経たない
内に次→次→次と、動かしだす。手指については、いわゆるポキポキを5指すべてにおこなう。足趾についても手指と同じような仕草をする。
この様子から身体が熱いのだと理解した。本人にもたずねた。「とにかく身体が熱いと訴えた」。

❖増熱傾向を考える
何らかの理由をうけ、身体は増熱化傾向にある。血液検査は正常値をしめすことから、
その本体は分からないが臓器レベル/疾患レベルではない。

増熱化は持続的であることから、体表医術単独での治療範囲をこえていることが多い。
氷で冷やせばよいという考え方もあるが、対症療法的ではダメなことは確かだ。

恒常性維持機能は有顎類・デボン紀(4億1600万年前~3億5900万年前)で獲得した機能になる。かなり古い。対処療法で簡単に変化させられる機能ではない。

臨床から理解していたことは、「熱源を対象とする治療は、体表医術・単独での治療範囲をこえている」というものだった。

その日の治療には1時間30分ほどかかった。次に3月28日を予約してもらった。

❖なぜ2か月近く、次の予約日を離したのか?
熱が下がるまでの待ち時間がほしかった。その間、ターメリック(ウコン茶)を飲むことを進めた。 *切開手術経験者には、ターメリックは使わない方がよい。

3/28日来院してくれた
テーブルに仰臥位で横になってもらった。治療には1時間10分ほどかかった。その間、彼はテーブル上で目立つような動きはなかった。ただ静かに横になっていた。本人も身体はもう熱くないという。

今までつねに身体を動かしていないといけないので、勉強に集中できなかったとも言った。本人は大学にいってもターメリックをのみ続けるそうだ。

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