76回目 予防・運動 その3
76回目 予防・運動 その3
◆予防・運動
❖身体を横に曲げる運動(側屈運動) info@waichisato,com
コツ
身体を曲げていく側に重心をおく。例えば、右側に身体を曲げようとするなら、右脚に重心をおく。左側曲げでは、左脚に重心をおく。
❖「体を前後に曲げる運動」:両手でボトルをもち、前に5~10回。次に後ろに5~10回ほど倒す。全体としては体側運動と同じ。1回1回、3秒ほど運動と運動の間で、直立姿勢をいれる→立位を維持。意識は地球の中心にむける。
コツ
・左右の足幅は任意。ただ立位で運動をおこなうため、身体の安全性を考えると肩幅に開くことを薦めする。
・高齢者の方がおこなうのであれば、
ベット/頑丈な椅子等の前でおこなう方がよい。万が一のとき寝られる。座れる。
運動を開始してから初めの1か月ほどは、手に何ももたない方が良い。身体を運動に慣らすためだ。
❖「身体をひねる運動」:両手でボトルをもち、右へ1→2→3/左へ1→2→3。3回目はやや大きくひねる。左右それぞれ3~5回ぐらいおこなう。ラジオ体操を思いだしてもらいたい。
コツ
・身体のひねる運動を開始する前には、必ず首の運動をすること。ゆっくりと首を3~4回
右/左に向ける。右/左を見るというのではなく、肩を動かさずに右から後方をみる/左から後方をみる要領→首の可動域が広がる。
・次に首を前に曲げる。続いて後ろに反らす:3~4回。
・次に首の回転運動→時計回り/反時計回り:左右それぞれ3~4回ほどおこなう。
45年以上前の話になる
指圧の浪越徳治郎先生がTVで、首の硬いヒトは脳梗塞/脳出血になりやすいといっていた。首は柔らかい方が良いようだ。
何故、ラジオ体操を選んだのか
人間とかく年齢を重ねると、新しいものは受け付にくくなる。そこで小・中学校でよくやったラジオ体操から、筋肉への刺激方法をとりいれた。
◆運動について身近な興味が1つある。自転車と歩行、本当に身体に良いのはどちら?
イギリスの医学雑誌BMJ(British Medical Journal)によれば、自転車の方が身体に良いとのことだ。
がん発生率/がん死亡率/心血管疾患でも、普段自転車を利用している人の方が低い。
また全ての死亡リスクでも、自転車をつかう人のほうが低いという有意な結果がでた。
Bio-mechanics的にも、ヒトの歩行の歴史的にも、自転車より歩行の方がより健康的であると思っていた。事実はその反対だった。