カイロは米国の正規医療。もみほぐし治療はしない。医療と慰安は両立しない。

72回目 カイロ医術 出産後の身体

72回目 カイロ医術 出産後の身体

出産後1か月の患者さんが来院した。身長は150cm強/33才。やせ形。3400gの第二子を生んだ。来院理由は腰痛。とう然、出産が影響していると考えた。

検査をした。治療対象部としてはじめに浮かび上がったのは右足首。中学1年生のとき、通院を要する捻挫だったようだ。
そこで今回の腰痛の動因は「右足首の捻挫+出産」だと考えた。仰臥位のまま治療をつづけた。色々な箇所を治療した。仰臥位における治療が一応収束をみたので音検査をした。
検査からは治療はまだ不飽和状態のようだ。

7~8回、治療→検査→治療-------→検査を繰り返しおこなった。音が基準音を中心に上下10Hzほどの幅で変動する。
立位にして体重の掛けなおしもして検査/治療をした。やはり10Hzはどの幅で音が変動する。

とう然、出産に関係するだろう恥骨部にも治療をした。音に変化はあらわれない。

◆Symphysis pubis :恥骨結合部
Body of pubis:恥骨体を3部:上/中/下部に分けて表現してみる。
治療対象部はInferior ramus of pubis:恥骨体下部にあった。
・結合部分の上/中部を右そして左から正中線方向に押した。角度はやや上方→寄せた。
音検査に変化は現れない。
・結合部分の下部を右そして左から正中線方向におした→寄せた。音検査に変化が現れた。基準音にたいして、4Hzぐらいまで接近した。

・まだ4Hzぐらい基準音にたいして差があるので、恥骨以外の治療対象部が存在することも予想できた。
・骨盤リム上の反応点を左右それぞれみつけ、何カ所か治療をした。音が基準音にたっした。

途中検査
立位での途中検査をハカリ/さげふり糸でおこなった。条件の一致をみたので腹臥位に
治療姿勢を移した。

腹臥位
再度、右足首に反応がでたので治療。腹臥位での音検査が仰臥位と同一音になった。
治療姿勢を立位に移した→検査/治療。「本日の治療」終結後、ハカリ/さげふり糸/音検査をした→合格。

ハカリ/さげふり糸は完全に条件に一致。音検査も仰臥位/腹臥位/立位の3姿勢で同一の音をしめした→音は基準音に一致している。

理解できたこと
・出産とそうでない恥骨結合部への負荷のかかり方には違いがある。
・出産では恥骨結合部下部の治療が必要なのかもしれない。あるいは捻挫の後遺症によって恥骨結合部分の治療対象部にズレが生じたのか?

カイロ技術書で恥骨部分を治療対象部に打ち出しているのは、ピアース技法だ。その他の
技術書に記載はない。
今回の恥骨部・治療対象部は、ピアース法とも異なっていた。

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