カイロは米国の正規医療。もみほぐし治療はしない。医療と慰安は両立しない。

65回目 新春にあたって

65回目 新春にあたって

多くの治療者は、治療方法を論じる。臨床を推移させる上で、私には正しい考え方とは思えない。方法を論じたばあい、おそらく10人の治療者がいれば10通りの方法論が存在する。

いま治療→治癒という山に登るとしよう。道(=方法)は何本あってもよい。ただし山の頂上は1つしかない。体表医術的に山の頂上とは、重心のsine90°化になる。エントロピーが最小化する状態なのだ。
*sine90°:カイロの目的を、パーマー治療室においてあった分析器具がこれを証明している。

ハッキリ言って体表医術者は、思い込みの世界で仕事をしている。どこかで現実の世界に自分を引きもどさなければいけない。

以下に現実世界への階段を述べてみた。難易度は1→2→3の順に高くなる。(不明の部分は過去のブログを参照のこと)。
1. ハカリ/下げふり糸を満足させる。
質量(荷重)をともなう世界を判断する。

2. 音検査を満足させる。
質量(荷重)の無い世界での判断になる。

3. Sine90°。
質量の在る世界と質量の無い世界を合体させたものになる。

◆カイロの検査
・脚長検査は脚二本での比較になる。基準になる3本目がない。原理的に測定/評価はできない。ただ「本日の治療」終了時点で、左右脚長差が等しいことは大切な治療条件になる。

・筋力テスト:治療者が直接患者さんに触れての検査になる。治療者の意識混入が大きく関与することを忘れてはいけない。

◆脈診(東洋医術から)
・筋力テスト同様、治療者が直接患者さんに触れての検査になる。治療者の意識混入があることを忘れてはならない。

◆「思いこみ」の世界
カイロの検査/脈診法には、検査の基軸がない。大きく治療者の、意識混入をゆるしてしまう可能性がある。出てきた結論はいずれも不安定なのだ。

「本日の治療」の終結時、上記の「1.」だけでも満足してもらえれば、治療者の思いこみを
かなり脱することができる。

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