カイロは米国の正規医療。もみほぐし治療はしない。医療と慰安は両立しない。

64回目 偽精神性疾患

64回目 偽精神性疾患

◆今年は季節/気温の激変の年だった。気象予報士が言うように、秋が1日しかなかった。
とくに11月27日以後の1週間は、治療がはじめて「気温―体温域」の激しい変化に悩まされた。
体表医術の検査は、「体温域と検査法の一致性」においてなされるからだ。体温域と一致した検査技法にしか身体は反応しない→ハカリ/さげふり糸/音検査で確認。

◆12月に精神的にダメージを受けた患者:「A」さんを診た。いつも言うように精神と物理は異種エネルギーなので、体表医術(=物理療法)の治療は作用しない。なぜ治療をひき受けたのか?

理由は学校クラブ活動にある。球技を小学校5年生から8年間おこなっていた。
*球技:現在多くの学生/社会人もおこなっているので、あえて「名」を言わず球技とした。

ヒトを系統発生学的に考えたばあい、二足歩行/大脳の発達/手指の器用さはほぼ並行的に発達したと考えている。ただどの構造/機能が先行したかは不明。

◆臨床から理解できたこと
臥位での治療と共に立位での治療もいる。たとえば手指への治療が大きく身体に作用するのは立位のときだ。

クラブ活動で8年間ほぼ毎日のように手指を痛めていたとすれば、とう然脳機能の不調につながると予測。「A」さんの疾患動因を外力によるものと判断した。

事実「A」さんは20年にわたり、強い精神に作用する薬をのんでいた。その間、改善とは逆方向に身体がすすんでいくのを強く感じていたようだ。定職にもつけなかったという。(学校は某国立大学を次席で卒業している)。

治療の進行は「脳活動―臥位―四肢-体幹-立位-手指」の関係を注意ふかく観察しつつ展開した→治療の評価に威力を発揮したのは音検査だった。

本人には自覚症状が好転しないようら、3回ほどで治療を中止することは初診時につたえた。

2回目に治療を終えた時点では、非常によくなっていると言ってくれた。とう然、ハカリ/さげふり糸/音検査で「本日の治療」後は、確認/評価をしている。

◆なぜ3回で治療を中止するのか
漢方湯液を教えていただいた、「寺師睦宗先生」から、このように教わった。
・漢方湯液(=漢方薬)は急性病にたいしては、10分間に1回ぐらい処方をかえる。

慢性病にたいしては
・1週間その薬を飲ませても何ら身体に変化がおきないようなら、その薬は効かないと判断する。

寺師先生の経験では
10年に一人ぐらい10日間薬を飲ませなくては効果のあらわれない人がいた。そこで10日間薬を飲ませても何ら効果らしきものがあらわれないようなら、その薬の処方を中止する。

◆私も体表医術の治療で、寺師先生と同じように考えている。2回ほど治療をおこなっても何ら効果がでないようなら、その疾患動因は物理(=外力)を基本としたものではないと考えている→治療を中止する。
寺師睦宗先生の10年に一人という意味で、3回目はみせてもらっている。

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