62回目 頭の振れによらない中耳炎
62回目 頭の振れによらない中耳炎
右滲出性中耳炎の30代男性が来院した。鼓膜を切開、右耳がやや聞こえづらいという。
30年以上前になる。耳鼻咽喉医(当時、すぐれた医師と聞いた)に、間接的に中耳炎の動因を聞いたことがある。彼が言うには「中耳炎の多くは、頭部への外力(頭が振られるような外力)がその動因だと」教えてくれた。
この説にもとづいて、いままで治療をしてきた。
例えば
「中耳の3つの骨が溶けかかり、聴力が60%下がった」と医師に診断された13才の女子。
手術日が確定していたが、中耳炎=頭部外力という考えかたで完治させた。
今回この説にあてはまらない患者さんが来院した。直接頭部に外力をうけていない。
特質すべきことは、左脳の温度がやや上昇している点だ。治療過程でそれぞれ異なるタイミングで3回左脳への治療をおこなった。*方法は天文観測方法の逆をもちいた。
いま一つ特質すべき点は、右手指第1指/第2指をとくに仕事で使用する点だ。第1指に関しては軽いがP→Aに持続的外力がくわわっている。
だとすれば
指先をドアーにはさむ。引き戸にはさむ。足指にたいして物をおとす等が発生したばあい、
程度にもよるが何らかの疾患動因にもしれない。
ともなう症状としては、治療過程で脳が温度上昇をしめすかどうか?
指には180°の治療方法をもちいた。
治療後
検査項目:ハカリ/さげふり糸/音検査にも合格。本人も、治療後、「楽になった」といってくれた。
大変勉強になった。