カイロは米国の正規医療。もみほぐし治療はしない。医療と慰安は両立しない。

29回目 EXILEアツシさんの言葉 その2

29回目 EXILEアツシさんの言葉 その2

17回目にEXILEアツシさんに整体師が言った言葉「現在の年齢から14才までの外力による損傷部はすべて治療し終えた」。真実だとすれば魅力的な話だ。事実をもう少しほり下げてみる。

体表医術の治療でもっとも難しいことは「脳に治癒刺激/信号をどのように届かせるか。そして刺激/信号が脳にとどいたことをどのように確認するか」この二つにある。    
体表医術:身体表面から治療をおこなう療法。

第一の設問:刺激をどのように脳に届かせるか。脳は1秒間に1億の刺激をうける。この膨大な量の刺激から脳を守るブロックにどう対処するか。治癒刺激/信号をブロックにかからずに脳までおくるにはどうすればよいか。
*ブロック:脳までとどく刺激/信号の量を制限する機能。

原理としては、要求されるエネルギーをあたえる。加える側のエネルギーとそれを受ける側のエネルギーの「質」を同じにする。今回のばあい外傷部を治療対象部にしている。あたえる治癒エネルギーは衝撃になる。
衝撃といえば強いものを想像しやすいが、考え方としては「年数がけいかした「値」を積分してもとの値にもどす」。

外傷部の位置を問診で確認。
ふつう時間がたてば局部は回復。外傷をうけたという痕跡(=反応)は減少~無くなる。治療対象部は記憶層に移行。局部を問診で確認する必要がでてくる。

なぜ?
もし外傷を受けていない部位に誤って治療行為をおこなえば、治療者の「手」によってあらたなる疾患動因をつくることになる。テーマになっている過去のスポーツ外傷の治癒などとてもできるものではない。  

治療行為とは「必要とする箇所に必要な分だけおこなう」。あたり前のように思うかもしれないが、ここが治療における最難点になる。第二の設問とあわせると難易度はさらに飛躍的に上昇する。

人生で加わった身体への付加/負荷は外傷だけではない。諸々のものがくわわる。臨床は治療対象部を脳内まで拡張しなくてはならない。「過去外傷への治癒」、口でいうのは簡単だが現実には非常に困難である。

第二の設問:くわえた治療刺激/信号が脳にとどいたことをどう確認するか。
治療行為において中心にすえなくてはならない考え方である。個体をもって生きる生命体は三本の体軸が本来直角に交わる→直交を回復しなくてはならない:前後/左右/上下軸。 発生生物学/地球重力場の環境によってみちびきだされる答えだ。*身体は水分が70%。本質的には液性生命体になる。

三軸に対する考え方としては、「治療するべきところを過不足なく治療しさえすれば自然に直交は回復する」。「本日の治療」終了時点で、どれか一本でも直交していなければその治療は失敗だと考えた方がよい。直交できない理屈は色々つけられるが、自然を回復できなかったということだ。

設問一/二をとかなければ、外傷によらず治療行為そのもなが成り立たない。

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