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24回目 労働による作業姿勢の変化が身体にあたえる影響

24回目 労働による作業姿勢の変化が身体にあたえる影響

投稿日2013年7月16日投稿者: waichisatoDC.→和漢構造論
近年、我われをとりまく環境で大きく変わった一つが労働における作業姿勢。とくに手書きからPCキーボードへの変化は身体に大きく影響をあたえた。1日8時間もキーボードと画面に向かう人も少なくない。
私は90年代前半まで運転を職業とする人におこなっていた「腕の回外ストレッチング法」を、いまは事務職の人まで拡大している。職場においても1回に2分「トイレ休憩時」にをモットーに、同じ作業条件下の人にも進めてもらっている。PC作業からくる頭/首/肩/背中等の痛み/張り/不快感にはよいようだ。
目については自宅に帰ってから氷でひやす。あるいは休憩時間に目のサイズに切った「ねつさまシート」を目/コメカミにはる。クールタイプの目薬もよい。
いま一つ治療者として忘れてならないのが坐骨。PCは椅子にすわって作業をすることがながい。結果、坐骨への荷重による負荷もおおきく身体に影響をあたえる。症状は上肢と連動しているので分離して考えることはできないが、たぶん坐骨をふくむばあい腰痛もプラスされる。
一口に腰痛といったが痛くなる部位は各自まちまち。用語のしめす範囲も非常にひろい。私のアドバイスとしては「坐骨が作業姿勢と関係するようなら調べてみろ」。→座る時間のながい患者さんの坐骨はしらべる。

治療                                       「枠組み」があることを思いだしてもらいたい→ブログ2回目。「治療は外力を受けた場所からしか治せない」。坐骨にうけた負荷は坐骨でしか治せない。仙腸関節部では治療できない。「そんなことはない」と思う読者は、絶対基準法で治療後を確認してみるとよい。*方法はHP:waichisato.comの「絶対基準法」参照のこと。
ではどのように坐骨への治療をすればよいのか。坐骨はふつう内方、そして下方に向かっているという信号をだす。治療としては外方、そして上方に向かう信号をいれる。
いま「信号」という用語をあえてつかった。変位という意味にとられたくないからだ。よく骨盤の変位/変化について語る治療者がいる。本も見かけたことがある。
もし骨盤に変位があったとして、ほんとうに治療者の力でうごくだろうか。うごくようなら人は椅子になど座っていられないはずだ。個人の体重と座っている持続時間を考えれば、莫大な力学エネルギーが坐骨にはくわわる。*ペティボンシリーズでX-Rayをとれば「骨盤の変位説」は間違いだとわかる。
先月、電車のドアー横の広告スペースに「164kg」これは何の数字かというクイズがのっていた。答えは「付けまつ毛」によってまぶたにかかる1日の負荷重量だそうだ。      坐骨ならはたして何kgになるのだろう。
治療対象部には正確なLOCをもった治癒信号をいれること。

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