カイロは米国の正規医療。もみほぐし治療はしない。医療と慰安は両立しない。

22回目 カイロプラクティック医術 四肢の技法について

22回目 カイロプラクティック医術 四肢の技法について

投稿日2013年6月5日投稿者: waichisato
体幹は頭部/四肢からおおきな力学的影響をうける。 逆に体幹も頭部/四肢に大きな影響をあたえる。もし正しく背骨を観察(=診断)、治療しようとするなら「体幹⇔四肢/頭部」の相互依存状態にある力学的影響をまずなくさなくてはならない。そうでなければただしく背骨を観察することはできない。

どこのカイロ学校でも四肢の技法は教えている。ただ頭部/体幹部との関連性についてまで学生には伝わってはいないようだ。四肢の技法はそれ自体単独ではあまり意味はない。

「背骨を観察/治療できる条件は、体幹⇔四肢/頭部にたいする力学的負荷/影響を「その系」においてなくすことが大切だ。末梢→体幹/体幹→末梢の方向性を臨床では見定めなくてはならない。
知ってのとおり、四肢は体幹まで距離がある→四肢の長さを意味する。末梢部のわずかな力学的負荷/歪でもおおきな影響を体幹部にあたえる→テコの原理。逆に体幹部におきる力学的ひずみを支えるはたらきもある。自己免疫疾患によらない手指第一関節の加齢による脹らみなどは一つの例になる。
こう述べてくると末梢部にある指を治療すればそれでよいのでは、と考える人もいるだろう。実はダメなのだ。

パーマーには100年以上にわたって蓄積してきたカイロ治療にたいする多くの知識がある。いわゆゆ「やるべき事/やってはいけない事」への知識だ。一般に哲学とよんでいる。
その中に「マイナーには触れるな」とう教えがある。「治療してはいけない場所を治療するな」と言う意味だ。治療によって患者さんに新たなる疾患の種を植え付けることになる。

言いかえれば治療をした力学的エネルギーが身体の治癒力にたいしてマイナス効果に働く→悪化させる。
普通、患者さんは通院というかたちで何回か来院される。あるい予防という意味で定期的に通院されかもしれない。もしマイナーへの治療をしたとすれば、マイナスの蓄積効果がおき、いわゆるカイロプラクティック病をつくることにもなる。

• カイロプラクティック病:カイロ治療を受ける以前は腰/肩/頭等のハリ/痛みがこんなにも頻繁にはおきなかった。カイロ治療を受けるようになってからはすぐ起きるようになった→不定愁訴がおきやすくなる。

• カイロ・テクニック/技法について
ブログ上で技術論を展開しても理解しにくいとおもう。頭部/四肢をさぐる方法は各自が今まで治療現場でおこなっている方法でよいとおもう。念入りに体幹→末梢/末梢→体幹を観察していくことをすすめる。

• 職業上のクセ
カイロ業の人はどうしても関節部に観察の注意がいく。そうゆう教育を受けたということになる。実際には関節/関節でない部分の面積をくらべればわかるとおり、関節でない部分の方が圧倒的にひろい。治療対象部の存在も面積割りあいとおなじだと考えてよい。 佐藤和市DC.

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