カイロは米国の正規医療。もみほぐし治療はしない。医療と慰安は両立しない。

7回目 評価なき治療に進歩なし その4/概要

7回目 評価なき治療に進歩なし その4/概要

投稿日2011年11月16日投稿者: waichisato DC.→和漢構造論
二つのハカリへの乗りかたによってみえてきた身体のジャイロ・メカニズム。そこそこ以上に治療精度(=左右脚に かかる重さが等しい)が上がると、ハカリへの乗りかたをかえても重さをしめす数値は変化しない→等しいまま。逆にいえば、ハカリへの乗りかたをかえて数値が変化するようならその患者さんの「本日の治療」は終了していない→治療続行。   *ジャイロ・メカニズム:物体が 自転 運動をすると(自転が高速なほど)姿勢を乱 
   されにくくなる現象。

測定法は常識的に考えればわかる程度のもの。ハカリを二台用意する。一台2000円ぐらいのアナログ[文字盤式]式。一台980円はダメ→経験あり。

身体のジャイロ・メカニズムを知る
術後の重さ測定は興味ぶかい。左右差が等しくなったという実証を色々なハカリへの乗 り方でためす。条件は身体を捻じらないこと。
①左右の足を前後にズラシテのる。
②身体を右方向へあるいは左方向に30°くらい向けてのる。
③ハカリにのる 位置をあえて左右で変えてのる。
ハカリへの乗り方をかえても左右の重さは等しい→変化しない。もしハカリへの乗り方に変化をつけ、重さに差が生じるようであれば「本日の治療」は続行。まだ満足した状態に身体は達していない。

立位検査をすると4つの「何」が浮かんでくる。
①ハカリによる重さの左右差とは何→多くの場合、左右に脚長差がある。
②鉛直線から身体が傾くのは→ジャイロ系の問題。
③前傾は何故おきるの→生活習慣。疾患と関係するときは、圧力系に治療対象がある。
④捻じれ→生活習慣。疾患なら水分系に問題あり。

①と②の結論は、重さと鉛直線の二つは同時に測定できないことを意味する。
もし二つを同時に測定してしまうと
・脚長に差があって→重さに差が生じ身体傾くのか。
・ジャイロ系の問題で身体が傾くのかの区別ができない。

私の経験を含む注釈をいれておく
・立位検査導入後の術後評価は最初の2~3回は捨てること。ビギナーズ・ラック。簡単に左右の重さはそろう。逆にいえば左右の重さがそろわなくなってからが本当の検査との勝負になる。

・治療は一定水準以上に達しなければ左右の重さは等しくならない。逆にいえば、一定水準をこえてしまうと、鉛直線とハカリではもう評価ができづらくなる。微小変化をとらえるための検査法が必要になる。 私は色々な方法をつかって調べている。その中の1つに音をつかう方法もある。

身体は前傾をおこすと左右の重さは等しくなる。かならず側面から基準になる垂直レイザーをうつこと。外くるぶし(外踝)-股関節骨頭部―肩―耳の穴(外耳道)の垂直性を確認。

運動療法では左右の重さは等しくならない。もし運動後、左右の重さが等しくなったとしたら1~2分待つ→間をおく。そして再度ハカリにのってもらう。ハカリ上での左右差は運動前の状態にもどる。
鉛直線装置は江崎機器から買うとよい。見かけのよいロイド社製をうっている。今も売っているとおもう。
次回 カイロプラクティック医術 指圧との違い/治療と慰安
2011年11月 佐藤和市DC.

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